公立高校の入試について(一般選抜) | 【東淀川区】個別指導塾ベースファイブ
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公立高校の入試について(一般選抜)

お世話になっております。ベースファイブ今津教室です。

2022年も残りわずかで、年が明けたら3年生はいよいよ受験が控えています。

ベースファイブは現在冬期講習期間で、3年生の受験指導も仕上げ段階に入っています。

これからいくつかの記事に分けて高校受験制度の解説・ベースファイブの受験指導についてお話しさせていただきます。

今回は公立高校入試の概要についてお話しします。

公立入試は大きく分けて2つの入試があります。

1つは一般選抜、もう1つは特別選抜です。

前者はほとんどの高校・学科が採用している方式で、後者は体育科、音楽科など一部の高校・学科で採られている方式です。

今回の記事では多くの方が受けることになるであろう一般選抜についてのみ説明します。

選考は5科目の学力試験の点数と中学校が提出する調査書の点数(内申点)によって行われます。

具体的な配点ですが、学力試験は各科目90点満点で計450点満点、内申点は450点満点です。

さらに内申点は、

(1年生の学年末評定の合計×2)+(2年生の学年末評定の合計×2)+(3年生の学年末評定の合計×6) ・・・(A)

で計算されます。

評定の合計とは、通知表の5段階の数字を9科目分足し合わせたものです。

合計900点満点で点数の高い受験生から合格となります。

なお、選考時に各高校によって学力試験の点数と内申点の比率が変わってきます。

具体的には以下の表の5タイプに分けられます。
(変わるのは比率だけなので、どのタイプであっても900点満点です)

KEC個別指導メビウスHP内のブログより引用

タイプⅠ型であれば、学力試験の合計点×1.4倍と内申点×0.6倍を合わせた点数で合否の判断がなされるということです。

つまり、タイプ1型の高校は学力試験の結果をより重視しているということです。

Ⅲ型は学力試験と内申点を半々で評価していて、Ⅱ型はⅠとⅢの中間というイメージです。

偏差値が高い高校ほど表中の上のタイプを採用する傾向があります。

多くの方はタイプⅠ~Ⅲ型の高校を受験されることになるかと思います。

今津中学校の生徒さんが志望校としてよく候補に挙げる高校だと、

Ⅰ型 布施高校、東高校、夕陽丘高校など
Ⅱ型 花園高校、旭高校など
Ⅲ型 汎愛高校、桜宮高校など

となっています。

以上が公立高校の一般選抜入試の概要です。

タイプによって異なりますが3割~5割配点に含まれる内申点は入試前の段階で決まっています。

そのため、入試で高得点をとっても内申点が低いと合格できませんし、逆も然りです。

さらに、(A)式を見ると内申点のうちの4割は2年生終了時点で決まっています。

とはいえ6割は3年次に決まるので、1,2年次の成績が良くなくても3年次の頑張り次第で挽回可能です。

しかし、入試で得点するための学習と内申点を上げるための学習は完全には一致しません。

次回以降の記事でそのことを掘り下げつつ、ベースファイブが行っている受験指導についてお伝えさせていただきます。

なお、今回公立高校の入試制度を説明しましたが、触れていない要素がいくつかあります。
(自己申告書、特別選抜など)

それらについては今後別の機会に触れさせていただきます。

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